近代デザインの基礎概念は「Less is More」
Less is moreー少ないほうがいい、というデザインの考え方
こんにちは! ヒトノワデザインの長坂です。
部屋を整理していたら
有名グラフィックデザイナーさんの講座を受講した時のノートが出てきました。
この講座では、数々の有名ロゴや
水族館などをはじめとする大型施設のサイン計画について
多くの有用なお話を伺うことができたのですが、
近代デザインの基礎概念について
Less is more
「少ない方がいいよ」
と表現されていたのが
すごく印象に残ってるんですよね。
![](https://hitonowa-design.com/wp-content/uploads/2022/09/o1080078314339118994.jpg)
言葉通り、
この方の制作物は 見事に「シンプル」。
ただ、そのシンプルデザインの生かし方が
すごく斬新で、
ロゴ単体で見ると「?」だったのが
様々な場所に展開されたロゴを見ることで
「なぜこのデザインでなければならなかったのか」
その計算深い意図が、よくわかりました。
少なければ少ないほど、何を言うかが重要
じつはデザインは、少ない方が難しい。
減らせば減らすほど、
「少ない中で、何を言うか」
残すものの重要性が
より問われてくるからです。
ごまかしが効かない、という感じでしょうか。
「たくさんの線を引くよりも、丁寧にまっすぐ1本の線をひくほうが どれほど難しいことか」
と表現されているデザイナーさんもいて
大きく頷いた記憶があります。
すべてを満遍なく伝えようと思えば思うほど
結局何も伝わらない。
伝える鍵は「厳選」。
溢れる情報の中で取捨選択し、
少ない情報で勝負できるほど 精度を上げていくことが
デザイナーとしてもライターとしても、ますます求められていきますね。