近代デザインの基礎概念は「Less is More」
Less is moreー少ないほうがいい、というデザインの考え方
こんにちは! ヒトノワデザインの長坂です。
部屋を整理していたら
有名グラフィックデザイナーさんの講座を受講した時のノートが出てきました。
この講座では、数々の有名ロゴや
水族館などをはじめとする大型施設のサイン計画について
多くの有用なお話を伺うことができたのですが、
近代デザインの基礎概念について
Less is more
「少ない方がいいよ」
と表現されていたのが
すごく印象に残ってるんですよね。
言葉通り、
この方の制作物は 見事に「シンプル」。
ただ、そのシンプルデザインの生かし方が
すごく斬新で、
ロゴ単体で見ると「?」だったのが
様々な場所に展開されたロゴを見ることで
「なぜこのデザインでなければならなかったのか」
その計算深い意図が、よくわかりました。
少なければ少ないほど、何を言うかが重要
じつはデザインは、少ない方が難しい。
減らせば減らすほど、
「少ない中で、何を言うか」
残すものの重要性が
より問われてくるからです。
ごまかしが効かない、という感じでしょうか。
「たくさんの線を引くよりも、丁寧にまっすぐ1本の線をひくほうが どれほど難しいことか」
と表現されているデザイナーさんもいて
大きく頷いた記憶があります。
すべてを満遍なく伝えようと思えば思うほど
結局何も伝わらない。
伝える鍵は「厳選」。
溢れる情報の中で取捨選択し、
少ない情報で勝負できるほど 精度を上げていくことが
デザイナーとしてもライターとしても、ますます求められていきますね。